こんにちは。アドパンだです。
2023年3月に公開され大きな話題となっているGPT-4。
雑な感想ですが、使ってみるとめちゃくちゃ凄い!
そんなGPT-4の特徴と実際に使って感じたGPT-3.5との違いについて解説します。
記事を読んだらわかること
- GPT-4の基本情報
- GPT-4の特徴5つ
- GPT-3.5と比較した結果
GPT-4とは?
OpenAI社が開発した言語モデルの最新バージョンのことです。
GPTとは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、これまでにGPT1→2→3→3.5→4と進化してきました。
GPT-4を使うにはチャットGPTの有料プラン「ChatGPT Plus」に加入する必要があります。
料金は月額20ドル(日本円で約3,000円)で、日本語でも利用できますよ。
課金しても無制限に使えるわけではなく、2023年6月時点では3時間で25メッセージの上限があります。
少し前までは4時間で100メッセージだったので、利用者が増えてどんどん制限が掛かっている状況です。
チャットGPTの基本的な使い方を知りたい方はこちらの記事からどうぞ。
GPT-4の特徴5つ
GPT-4の大きな特徴は5つ。
- パラメーター数が多い
- 司法試験の結果が上位10%に入る
- 画像を解析できる
- ブラウジングができる
- プラグインで拡張
順番に解説していきます。
GPT-4の特徴1:パラメーター数が多い
パラメーターとは、AIモデルの能力を示す数値です。
モデル | パラメーター数 |
GPT-1 | 1億1700万 |
GPT-2 | 15億 |
GPT-3 | 1,750億 |
GPT-4 | 1兆~ |
GPT-4の数値は公式から発表されていませんが、GPT-3との比較から数十倍増えていると言われています。
次に、能力の高さを示す結果が様々なテストから出ているので見ていきましょう。
GPT-4の特徴2:司法試験の結果が上位10%に入る
引用:https://openai.com/research/gpt-4
大学の試験や司法試験など様々な試験を受けた結果、GPT-4は優秀な成績を収めています。
特に赤枠の司法試験では性能の違いが顕著になりました。
GPT-3.5は下から10%の成績でしたが、GPT-4はなんと上位10%の成績を収めています。
短期間でめちゃくちゃ性能が上がっていることに驚きです。
GPT-4の特徴3:画像を解析できる
一般公開はされていませんが、GPT-4は画像を解析できるマルチモーダル機能を持っています。
引用:https://openai.com/research/gpt-4
「この画像の何が面白い?」と聞いたところ「VGAコネクタ(パソコンのモニター用)がスマホの充電に接続されている」と回答。
どうやって解析しているのかさっぱり分かりませんがw
めちゃくちゃ凄いですよね!
GPT-4の特徴4:ブラウジングができる
2023年5月から新たにBingを経由してブラウジングができるようになりました。
今までは2021年9月までの情報でしたが、ブラウジングモードを使うことで、最新の情報から回答できます。
GPT-4の特徴5:プラグインで拡張
こちらも2023年5月に始まった機能です。
ワードプレスのプラグインみたいなイメージ。もし分からなければ、ざっくりスマホアプリのようなものです。
どんどん機能を追加して、自分に合ったチャットGPTにカスタマイズしていく感じ。
5月の時点で80個以上のプラグインがありましたが、6月7日時点では250個以上あります。
最大で3つまでしか同時に使えなかったり、不具合も多いのが現状です。
とはいえ、まだ始まったばかりなので、これから使いやすくなっていくのかなと思っています。
GPT-4とGPT-3.5を比較してみた
GPT-4とGPT-3.5を比較するとこんな感じ。
GPT-4 | GPT-3.5 | |
パラメーター数(能力を示す数値) | 1兆 | 1,750億 |
トークンの数(文章をの長さ) | 25,000文字 | 5,000文字 |
対応形式(マルチモーダルは画像からも文章生成可能) | マルチモーダル | シングルモーダル |
情報の新しさ | ブラウジングを使えば最新 | 2021年9月まで |
料金 | 月額20ドル(約3,000円) | 無料 |
これからも進化していくことが予想されるので、早めにGPT-4を使ってみると良いかもしれませんよ。
GPT-4とGPT-3.5に同じ質問をしてみた
「名探偵コナンの映画タイトルと公開年を新しい順に5つ教えてください。」と聞いた結果で、実力の違いがはっきり分かりました。
まずは、GPT-3.5に質問した結果。
2021年9月までのデータとはいえ、なぜか飛び飛びの年で回答されました。
緋色の弾丸はコロナで2021年に延期、 紺青の拳は2019年で読み方も間違ってますね。
これはコナンファンに怒られる結果に。
次に、GPT-4(デフォルト)に同じ質問をした結果。
2021年9月までのデータで、きちんと過去5作品をピックアップ。
ほぼ正解ですが西暦を後から付けたからか、緋色の不透明度は2020年になってます。
本当は2021年なので惜しい結果に。
最後にGPT-4(ブラウジング)に同じ質問をした結果。
公開日まで正確に回答されました。
しかも緋色の弾丸はコロナで延期という情報まで。
ちなみに、どこから情報を取ってきたかも分かります。下記のウィキペディアでした。
こちら→https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Case_Closed_films
今回の質問だけでも、GPT-4が優秀であることが分かったと思います。
月額3,000円、週に1回断食する代わりにGPT-4を使ってみませんか?
まとめ
今回はGPT-4の特徴やGPT-3.5との違いを解説しました。
その他にも、実際に使えるプロンプトやチャットGPTを使って質の高いブログを書く方法も紹介しています。
ぜひ読んでみてください。
【超有料級】チャットGPTを使って質の高いブログ記事を書く方法【完全ガイド】
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!